CP+ 2014:SIGMAブース編
dp Quattro…? 知らない子ですね
SIGMAといえば、発表されたばかりの「dp Quattro」シリーズが注目の的で、ハンズオンブース(3台体制*1)にも長蛇の列ができていた。詳しいことは詳しい人が色々書いていると思うので、個人的な感想を簡単に。
予想どおり大きめのサイズ感で、ポケットに入れてコンデジ的に使うのは厳しい。そもそも画質重視のカメラなので、当然といえば当然。手の小さい人は、グリップを持ったときに親指と背面液晶横のボタンとの距離が少し遠いかも。
「F2より数字の大きいレンズは暗いレンズ」
…とSIGMAブースのイベントでいったのは、写真家・塙真一さん。ちなみに開放F値がF4以上のレンズは「かなり我慢して使う」レンズとのこと。
人物写真に定評のある塙さんだけあって、SIGMAの開放F1.4シリーズ(35mm/50mm/85mm)でモデルさん(実際にシグマブースにいた、左の写真のモデルさん)を撮った作例写真は、その場でレンズが欲しくなる出来映え。とはいえレンズの差だけではなく、腕の差もよくわかる。被写体が同じだけに。
そのほか塙さんの言葉で面白かったのは、「50mm(以下、焦点距離はフルサイズ換算)は親しい他人の距離」 「35mmはもっとプライベートな距離なので、使うのは被写体の警戒が解けてから」「85mmは『寄れるレンズ』ではなく、背景を整理できる(=映る範囲が狭い)レンズ」といったあたり。ただ、役立てる機会があるかどうかは不明。
あと、「USB DOCK」のピント調整の威力を力説していた。多少手間は掛かる*2ものの、USB DOCKに対応したSIGMAレンズを使うのであれば、調整する価値はある(実際、作例のピントはほぼ完璧で、説得力は充分)とのこと。