文化庁メディア芸術祭・受賞作品展2014
無料なら行くしかない?
国立新美術館で開催(2月16日まで)されている、文化庁メディア芸術祭・受賞作品展に行ってきた。入場無料*1なので、交通費だけで色々な作品が楽しめてお得。
文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。
展示されている作品は基本的に撮影可なので、何か面白いもの、面白いことをやっている人を見つけに行く場所としてもおすすめ。
こんな展示がありました
功労賞:柏原満「音響効果」
「宇宙戦艦ヤマト」の波動砲、「ドラえもん」のタイムマシン、「サザエさん」のタマの鳴き声など、誰もが聞いたことのあるSEを数多く作成してきた、柏原満さんの「代表作」を聞くことができる。ほかには、「オネアミスの翼 王立宇宙軍」や「銀河鉄道の夜」の収録台本なども展示されていた。
アート部門新人賞:Amor MONOZ「Maquila Region 4」
導電性の糸を使った、ブザー回路図の刺繍。実際に回路になっていて、右下の二次元バーコードのようなボタンを押すと、ブザーがなる。ちょうど見に行ったとき、展示の前で回路刺繍のワークショップをやっていた。
アート部門優秀賞:Benedict GROSS「The Big Atlas of LA Pools」
「ロサンゼルスの街には、いくつの屋外プールがあるか」という、フェルミ推定の例題のような問題に、衛星画像を使って真正面から取り組んだ過程と結果(本にして実に74冊)をアート化したもの。なんかすごい。
エンターテインメント部門優秀賞:池内啓人「プラモデルによる空想具現化」
かっこいい。ほかに言葉は不要。
*1:出口にあったアンケートの項目に、受作品展の有料化についての質問があったので、将来的にはどうなるか微妙なのかな、と。